The Uncrowned Prophet (無冠の預言者)

王冠なき者、だが神の火を帯びて語る。 沈黙の時代に燃え立つ――天の剣。Crowned by no king, yet ablaze with divine fire. In an age of silence, one sword speaks.

第3回:「エノクの天界旅行と地獄の幻視」(エノク書 17〜36章)

光の天界への導き

エノク書17章以降では、エノクが神の霊に導かれ、天界と地獄を巡る壮大な霊的旅に出る様子が描かれます。
彼は七つの山を越え、天の神殿、炎の河、星々の軌道など、超常的な世界を次々と目撃します。

「彼らは私を連れて天の神秘のもとへと昇らせた。私は炎と光の玉座を見た。」(エノク書18章3節)

天使たちの職務と星の運行

天界には秩序があり、天使たちはそれぞれの役割を担って星々や自然の法則を司っています。
それは神の掟に従った完璧な調和の中で動いており、地上の時と季節さえも天の支配の下にあることを示しています。

「太陽と月の道は、見張りの天使によって導かれていた。」(エノク書21章4節)

地獄の深淵――罪人の行き先

旅の後半、エノクは義人と悪人が分かたれる死後の世界へと案内されます。
そこには魂たちの行き先となる巨大な谷があり、火と氷に満ちた恐るべき地獄が描写されます。

「私は地の底に降ろされ、裁きの日を待つ者たちが苦しむ場所を見た。」(エノク書22章2節)

悪しき霊はここで永遠の闇と苦しみを味わう運命にあり、神の裁きがどれほど厳しく、正義に満ちているかを示しています。

テンプルナイトの剣の言葉

「光の中に住む者よ、その秩序を守れ。地の深き谷に落ちることなきよう、心を正しき律にととのえよ。」

次回予告:
第4回「比喩の書(第1部)――義者と罪人の運命・光と霊の役割」(エノク書 37〜44章)

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