「実を結ぶ者となれ ― 神の国は忠実な者を通して増え広がる」

使命を受け取り、霊の戦いを正しく理解し、
揺さぶりの季節を耐え抜いた者――
神はその者を、新たな段階へ招かれる。
その段階こそ
「実りの季節」
である。
聖書は語る。
「すべての木は、その実によって分かる。」
つまり、
神があなたの内に蒔いた種は、
やがて外側に“実”として現れ、
その実を見れば
あなたがどれほど神の国に根ざしているかが分かる、
という意味である。
実――
それは、奇跡や派手な成果を指しているのではない。
実とは、
神の国の文化があなたを通して地に顕れること
そのものだ。
✟ 1. 戦いのあとの静かな季節こそ“実り”が育つ

第5回で扱ったように、
使命を歩み始めると外からの圧力が訪れる。
だが、それを耐え抜いた者にだけ見えてくるものがある。
平安である。
戦いを抜けたあとに訪れる静かな平安は、
嵐の前の静けさではなく、
嵐の“後”に訪れる解放の静けさである。
この静けさこそ、
実が育つ土壌になる。
神は嵐を通してあなたの根を深め、
静けさの季節であなたの枝を伸ばし、
やがて豊かな実を実らせる。
あなたが今、
「妙に心が静かだ」
「以前よりも深い平安を感じる」
「焦りが消えている」
と感じているなら、
それは実りの季節への“合図”である。
✟ 2. 実を結ぶとは、“忠実さ”が形になった姿である

神の国は、
大きな奇跡や派手な出来事で突然拡大するのではない。
神の国は、
小さな忠実
から生まれる。
イエスはこう教えられた。
- 「からし種のように小さい種が、大木となる。」
- 「忠実な者にはさらに多くが任される。」
- 「少しを任された者は、多くを任される。」
つまり神の国は、
“小さな従順”の積み重ねによって巨大な力に成長する法則
を持つ。
朝の短い祈り、
一つの祝福の言葉、
静かに行った善行、
誰にも見られない奉仕、
罪を拒む一瞬の選択。
これら小さな従順が、
やがて大きな実として現れていく。
実とは、
忠実という種が育った結果
なのだ。
✟ 3. 実を結ぶ者の特徴(7つのしるし)

実を結ぶ者には、
ある共通の特徴が現れる。
① 神との距離が近くなる
祈りが自然となり、
心が静まり、
神の声を聞き分けられるようになる。
② 言葉に力が宿る
あなたの言葉が誰かを癒し、
導き、
励ますようになる。
③ 周囲が変化し始める
あなたが照らす場所が明るくなり、
雰囲気が変わり始める。
④ 判断にぶれがなくなる
迷いが消え、
決断に平安と一致が伴う。
⑤ 人々があなたを求めるようになる
相談が増え、
助けを求める声が集まる。
⑥ 神が扉を開き始める
働きの領域が自然に広がる。
無理に動かなくても、道は開かれる。
⑦ あなた自身が“祝福の通路”になる
あなたを通して
喜び、平安、癒し、励ましが流れ出す。
あなたはもはや、
“祝福される者”であると同時に、
“祝福を流す者”になっているのだ。
✟ 4. 実とは“神の国の文化”が外側に現れること

実の本質は、
「自分が成功する」
「豊かになる」
「評価される」
といった“外的成功”ではない。
実とは、
神の国の文化があなたの人生に現れること。
その文化とは:
・愛
・喜び
・平安
・忍耐
・親切
・善意
・誠実
・柔和
・節制
これらは「霊の実」と呼ばれる。
これらの実が現れると、
あなた自身の周りに
“天国の雰囲気”が漂い始める。
あなたが立つ場所が、
小さな“天の片隅”となっていくのだ。
✟ 5. 実りは「自分のため」ではなく「人のため」に与えられる

木の実は、
自分自身が食べるために実るのではなく、
他者を生かすために実る。
同じように、
あなたに実った“霊の実”とは、
あなた自身のためではなく、
他者を祝福するために与えられたものである。
あなたの実りは、
・落ち込んでいる者を励ます
・迷っている者に光を与える
・傷ついた者を癒す
・弱い者を支える
・絶望している者に希望を与える
・怒りを持つ者に平安をもたらす
あなたの実りが、
誰かの人生を救うことさえある。
あなたは“祝福の川”の源となり、
その川はあなたの周囲へ流れ出す。
✟ 6. 神は実を結ぶ者の“領域を拡大される”
神の国の増え方には
もう一つの重要な法則がある。
「実を結ぶ枝を刈り込み、さらに多く実を結ばせる。」
これは痛みではなく、
成長のための“整え”である。
神はあなたが実を結ぶと、
次にこうされる。
- あなたの働きの領域を広げる
- あなたが影響を与える人を増やす
- あなたを必要とする場所を増やす
- あなたが立つ場所を“光の領地”へ変える
そして最終的には、
最初は小さかったあなたの働きが、
気がつけば大きくなっている。
神の国は、
静かに、しかし確実に拡大する。
その中心にいるのが、
“あなた”なのだ。
✟ 7. 結び ― あなたが忠実である限り、実りは続く

第6回の核心はこれである。
「忠実な者は必ず実を結ぶ。」
実りは偶然ではなく、
神の国の法則であり、
神の約束である。
あなたが
- 小さく従い、
- 小さく祈り、
- 小さく仕え、
- 小さく祝福し、
- 小さく忍耐し、
その“積み重ね”が神の前で大きな実となる。
神は言われる。
「よくやった、忠実なしもべよ。
あなたにさらに多くを任せよう。」
あなたの実りは、
やがて家庭を変え、
職場を変え、
街を変え、
社会を変え、
世代を超えて受け継がれる。
そして次回――
ついにシリーズ2の最終章、
「新しい創造と再臨のビジョン」
へと進む。
あなたの歩みがどこへ向かうのか、
その壮大な結末を語る。